爺のちょこっと蘊蓄。
今日は魚。
淡水魚の中でも今が旬の鮎。
ところで、この鮎の読み方中国だとナマズと読むの知ってましたか??
この字は、日本独自の読み方で、大昔は香魚と書いてアユ。
今も読みますがなぜこの鮎を、使う形になったかと言うと神功皇后が勝敗を釣り占いで、最初に釣れたのが香魚でそこから来たみたいです。
北海道、西南から朝鮮半島、中国、ベトナム北部、東南アジアに分布している。
残念ながら琉球アユが、沖縄で近年絶滅してしまい、奄美大島に入るのみとなり絶滅危惧種に認定されている。
また、天然鮎の漁獲量は滋賀県の琵琶湖、二番目は栃木県那珂川が多く10・11月に鹿河口から2〜3キロメートル上流で産卵、孵化をした後、海に下り動物プランクトンを食べて成長して翌年春に河川に遡上し秋に産卵した後一生を終える。
一年魚で、春の稚魚から初夏の若鮎初秋の落ち鮎と食することができる。
その中でも遡上して餌と為る藻類を食べるようになった若鮎が香りが強く美味い。
魚の持ち味が引き立つ「塩焼き」が好まれるが色々な食べ方が沢山あるが、養殖の鮎は油脂が多く香りが落ちる。
また、栃木県では大芦川の鮎が一番香りが良いと言われている。
最近では、塩原温泉を流れる箒川上流で取れる鮎は香りが良いと、プロの鮎釣り師が言っている。蓼酢を付けて内蔵ごと食べて香気を食べるように楽しもう。
蓼酢は薬味の役割だよ。
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