爺のちょこっと蘊蓄。
今回は、野菜の実物で、生や漬け物で味わう夏野菜のキュウリ(胡瓜)。
原産は、インドのヒマヤラ山麓にあった野生種が進化したものです。
西アジアで野菜として栽培され、三千年にもなります。
元の物は非常に苦みの強いものだったようです。
交配の繰り返しで淡白な味わいになってきた。
市場にある緑色の物は未熟果なもので、熟れるともっと大きくなり黄色くなります。
もともと(黄瓜)と書いてキュウリと呼んでいたそうです。
日本には6世紀後半に中国から伝えられたが本格的に野菜として栽培されるようになったのは江戸時代からで日本での栽培が広がらなかったのは、その時代にあった神仏習合信仰が背景にあった京都の八坂神社の紋にキュウリの切り口が似ていたため禁忌作物とされ、徳川の葵の御紋に似ている為に武士たちが畏れ多いと口にしなかったと言われている。
当時のキュウリもまだまだ苦みが強く栽培が広がらなかったのだろうと言われている。
能登野菜の加賀太キュウリは、直径が10センチにもなる。
近年は、一年中市場に出ている70%がハウス栽培で果菜の中でも国内生産量2番めの多さで関東の近県の生産が多い。
サラダや酢の物などなどいろいろだ(^3^)/
利尿作用や高血圧予防の効果がある。
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